LOVEPAIN④
「あの、俺の事を好きって…。
え?」
その顔は戸惑っているけど、
嫌がってはいない
「ちょうど一年前…。
あの…その通りの近くで。
今みたいなお昼休みに、お昼に出た私に…」
「あ、なんか思い出して来たかも」
「あの日、急に雨が降って来て困ってた私に。
近くを歩いてた成瀬さん、
手に持ってた傘を私にくれて」
「覚えてる。
でも、髪伸びたから分かん無かった。
それに、雰囲気も違うから」
成瀬のその言葉に、
彼女は自分の肩迄のその髪に触れる
「あ、はい。
その、今日はいつもよりも化粧を……。
ちょっと、濃かったですよね」
エヘヘ、と笑うその少女のような彼女には、
少し赤いその口紅と、
沢山塗られたマスカラ