LOVEPAIN④
「あ、はい。覚えててくれたんですね。
今もその歯科医院で、
歯科助手をしています」
「虫歯でも出来たら一回行こうと思ってたんだけど、
そう思うと全然なんなくて」
昔話でもするかのように、
楽しそうに笑っている
「あの、私、成瀬さんを困らせるつもりはないんです!
ただ、気持ちを伝えたかったんです!
その手紙も、読んだら直ぐに捨ててくれたら…」
芽衣子さんはもう全ての勇気を振り絞ったのか、
ゆっくりとそうやって後ずさって行く
「今日は急に、本当にごめんなさい!
お仕事、頑張って下さい!」
そう言って、成瀬に背を向けて走り出そうとする
彼女を追いかけないで!!
そう心の中で叫んだ