LOVEPAIN④
「待って!!」
そう言って、成瀬は芽衣子さんの腕を掴んだ
「待って。
こんなの、一方的過ぎるだろ」
「あ、ごめんなさい!
急に現れて好きだと言ったり。
本当にごめんなさい!!」
芽衣子さんはその目を赤くして、
そう謝る事に必死で、
目の前のその成瀬の気持ちに気付いていない
“――もしこの先、お前以外にグッと来るような女が目の前に現れたら、
俺は迷わずにその子と付き合うだろうな――”
今のこのタイミングで、
その言葉を思い出してしまう
「この手紙に、芽衣子さんの連絡先とか書いてる?」
「いえ。
そんな、連絡貰おうとかおこがましい事してませんから、
安心して下さい。
私はこの時間だけでも、
もう一度成瀬さんと話したかっただけなんです……」