LOVEPAIN④


「付き合うかどうかはまだ分からない。

告白されただけだし」


成瀬はメニューを見ながら、
そう言葉を返すけど



なんとなくそれが私には、
この先、付き合う気なのだと分かってしまう





「おい!

お前、これにしろよ?」


篤は自分が見ていたメニューの写真の一つを指差し、

私に見せてくる



それは、うどんと寿司のセット



べつに、私は寿司が食べたいわけじゃないのに




「――そうですね」



きっと、篤は篤なりに気を遣ってくれているのかな?



それは、私がそれほど寿司が食べたいと思っているのか、

それとも、今の私の心情を察して話し掛けてくれているのか



多分、今の私は見るからに沈んでいる




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