Innocent Smile~ずっと一緒に~

衣服を身に着けてベッドから立ち上がると、
途端に頭痛に襲われた。


これは……二日酔いだ。


キッチンでコーヒーを入れていると、恭哉もベッドから起きてきた。


今日もずっとここにいようかなーなんて、恭哉は口走っていたけど。

それはさすがに阻止して帰ってもらった。



シャワーを浴びながら、ふと考える。

まずいよね……いろんな意味で。


酔った勢いとか、迫られたから仕方なくとか、
全然そんなんじゃなかったんだけど。


あの時は、恭哉にドキドキしてときめいたし。

誰でもよかったわけじゃないから…。

愛のない行為だったわけじゃない。


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