Innocent Smile~ずっと一緒に~

「じゃあ、これからもどんどん伝えてくよ。
次はもっと余裕で攻めたいなぁ。」

「余裕?」

「うん。佐那子ばっかり余裕でずるいよ。
俺、ホントにガキみたいじゃんか。」

「ウフフ。」

「次は覚えてろよ。…でも、無理かな? 俺また余裕なくすかも。」


クスクスと笑って、お互い見つめ合いながら、そのうち眠りについた。


いいよ、そのままで。

正直で、無邪気な恭哉が好き。


きっと恭哉が思ってる以上に、
私は余裕なんてなくて、恭哉に溺れてるよ……



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