Innocent Smile~ずっと一緒に~

眠い……異常に眠い。

そりゃ、早朝まであんなことして、
2時間しか寝てなくて、仕事だなんて……初めて。

恭哉が激しいから、腰は痛いし、あちこち筋肉痛だし。


そして、駅まで歩くいつもの道のりで、
今、私の隣を歩くのは………恭哉。


「佐那子、せっかくパリっとかっこいいスーツ着てるのに、歩き方がそぐわないな。」


あらかじめ用意してきていたスーツを、恭哉は今日もかっこよく着こなして。
普段通りにシャキシャキと歩いてる。

全く、恭哉の体力、恐るべしだわ!


「もう~、誰のせいなのよ!」

「あはは。でも、佐那子のせい。」

「は?」

「佐那子が、色気ありすぎなんだよ。」


サラっとそんなセリフを吐くクセに、
朝日に輝いて、笑顔のさわやかさも120%アップ。


こういうのって、振り回されてるっていうのかな?

ありえない。

私が? こんな年下に??


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