Innocent Smile~ずっと一緒に~
私がポツリポツリと自分の気持ちを口にすると、
嬉しそうににっこり笑って、沙織先輩は私の頭をポンポンと叩く。
「でも……怖いんですよ。」
「へ?」
「……ダメですね、私って。怖いから、意地張っちゃうし。
……向いてないんですかね……恋愛に。」
自虐的にヘラっとした笑みを沙織先輩に向けると、沙織先輩も苦笑いを返してくれる。
「佐那子の言ってること、わからなくもないよ?
失うのが怖いし、傷つくのも怖いんでしょ?」
「……はい。」
「でもさ、それって、真剣に恋してる証拠だから。
軽い気持ちなら、そんな風に臆病にはならないよ。」
「そう……ですかね…」
「だったら佐那子、やめられる? この恋。」
「え?…それは……」
「やめられないでしょ? もう。
怖いなんて言って、逃げてちゃダメなのよ。
そんなこと言ってたらどんどん面倒くさくなって、どんどん恋愛できなくなるよ。」
「そう…ですね。」