Innocent Smile~ずっと一緒に~
「俺は、言いふらしてくれてもいいって言ったんですよ?」
一応、恭哉は聖二に敬語を使ってるけど、あきらかにケンカを売ってる口調だ。
すごく怖い。…いろんな意味で。
「もうちょっと、大人になったらどうですか?」
静かな口調で、聖二が切り返す。
「男として、佐那子が自分のものだと、
他のヤツに言いたい気持ちはわからなくはないです。
ただ、佐那子のことも考えてください。
会社っていうのは、小さなコミュニティーです。
それに貴方は、社長の息子さんだ。
会社の全ての人が、二人のことを受け入れてくれるとは限りません。
佐那子自身が、仕事しづらくなりますよ?」
聖二は咄嗟に私の味方をしてくれた。
それに、私がずっと引っかかってたことを、堂々と面と向かって恭哉に言ってくれた。
ありがとう、聖二。
でも、それじゃダメだって……私、気づいた……