Innocent Smile~ずっと一緒に~
「どうした?って……俺が聞きたいよ。」
「…え?」
「今日の佐那子は、朝からおかしかった。
昼の……永野千夏のことも…気になってんだろ?」
「…気になったけど……もう、いいから。」
「よくねぇーよ! 説明しようと思ったら…
さっさと俺のいない間に帰ってるしさ!
それに、いつの間に宇田さんと飲みに行く約束なんかしてんだよ!」
「違うよ! 約束なんて、してない。
聖二とは、あそこでバッタリ会っただけなの。
……信じてよ……」
私の最後にボソリと言った言葉が効いたのか、
恭哉が消え入りそうな切ない声で『悪りぃ』と、呟いた。
「もちろん、信じてないわけじゃないよ。
ただ……俺、佐那子のことになると、マジで余裕ゼロ……」
そんな風には見えないんだけどな。
むしろ、私のほうが振り回されてると思う。