Innocent Smile~ずっと一緒に~

「どうした?って……俺が聞きたいよ。」

「…え?」

「今日の佐那子は、朝からおかしかった。
昼の……永野千夏のことも…気になってんだろ?」

「…気になったけど……もう、いいから。」

「よくねぇーよ! 説明しようと思ったら…
さっさと俺のいない間に帰ってるしさ!
それに、いつの間に宇田さんと飲みに行く約束なんかしてんだよ!」

「違うよ! 約束なんて、してない。
聖二とは、あそこでバッタリ会っただけなの。

……信じてよ……」


私の最後にボソリと言った言葉が効いたのか、
恭哉が消え入りそうな切ない声で『悪りぃ』と、呟いた。


「もちろん、信じてないわけじゃないよ。
ただ……俺、佐那子のことになると、マジで余裕ゼロ……」


そんな風には見えないんだけどな。
むしろ、私のほうが振り回されてると思う。


< 196 / 374 >

この作品をシェア

pagetop