Innocent Smile~ずっと一緒に~

「それに、俺の中じゃあ、
宇田さんは『危険人物No.1』だから。」

「…へ?」

「佐那子を…持ってかれそうで、怖い。」


いつもニコニコしてるクセに、恭哉も不安を感じてたんだと…このとき思った。


手に入れたら、今度は失うのが怖い。

それは、男とか女とか関係なく、
誰もが思うことなんだよね……


「大丈夫。聖二には、ちゃんと言ったでしょ?」

「うん。……ホッとした。」

「え?」

「あんなこと言ったのに、
宇田さんのほう選ばれたら、俺、死んじゃうよ…」

「バカね…」


表情が緩んで照れくさそうにニヤっと笑った恭哉に、私は自分から抱きついた。


< 197 / 374 >

この作品をシェア

pagetop