Innocent Smile~ずっと一緒に~
「佐那子、アンタお見合いしてみたら?」
「お、お見合いー?!」
驚いて、スイカを噴出しそうになった。
嫌な予感って、なんで的中するんだろう。
「そうよ、それがいいわ!」
「ちょっと、待ってよ!」
「大丈夫。佐那子なら、お相手なんてゴロゴロいるわよ~。」
「いなくていいって!」
「早速、親戚の叔母さんに頼んでみようかしらね。
あ、佐那子のお見合い写真も撮らないと!」
「お母さんっ!!」
冗談じゃない!
お見合いなんてしたくもないのに、なんでしなきゃいけないのか。
「お母さん、お見合いなんて勝手に決めちゃ、お姉ちゃんがかわいそうだよ!」