Innocent Smile~ずっと一緒に~

でも、綺麗だって褒められたのは、やっぱり嬉しい。

好きな人に褒められると、他のどんな人に褒められるより嬉しい。


そんなことを考えていたら、恭哉がふんわり抱きついてきた。


「わっ! 恭哉、こんなとこで!」


驚いて恭哉の顔を見ると、悪戯っ子のようにニヤニヤしている。


「……ちょっと、他の男に見せつけとかなきゃ。
佐那子は俺のだ、って。」


その意図は本当みたい。
その証拠に、抱きしめるというよりは優しく抱き寄せて、イチャついてる感じだし。

もう~! こんな公衆の面前で!


「…中、入ろうよ?」

「ん。そうだな。行こっか。」


手を繋いで、映画館の中へ入る。

二人で何が見たいか相談して、少しコメディータッチの洋画を見ることにした。


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