Innocent Smile~ずっと一緒に~

翌日。いつものように、何の変哲もない平日の午後。


「並木さん、ちょっと…」


私は通常通り仕事をしていたら、
水田部長が何故かこっそりと私のことを呼んだ。

私を隣のミーティングルームに連れていき、椅子に座らせる。


「あの…部長?……何でしょうか?」


ひっそりというか、こっそりというか……
そんな感じでこの部屋へ入れられたことに疑問が浮かぶ。

仕事でミスはしていないはずだし、怒られることもないと思うんだけど。


「最近、恭哉さんは……どんな感じなのかな?
仕事はうまくやれてるの?」


部長の口から恭哉の名前が出たから、少しドキっとしたけど。
どうやら仕事面での話みたいだ。

思わず、私はフワっと表情を緩める。


「大丈夫ですよ。ちゃんとやって貰ってます。
…問題ないと思いますけど?」

「そうか……何もないならいいんだ。
一応、確認しておきたかった。」


水田部長が、いつもの穏やかすぎる印象からはちょっと似合わないような、複雑な表情を浮かべる。


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