Innocent Smile~ずっと一緒に~

まるで自分のものじゃないみたいに、歩く足に力が入らない。

エレベーターに乗っても、さっき山口さんから提示されたことが頭の中をぐるぐると駆け巡った。


私は……一体どうしたらいいんだろう?

もちろん、私だけの問題じゃないんだ。


――― 恭哉



恭哉は、このことを知ったら…どう思う?

私に会社を辞めることを勧める?

それとも恭哉のことだから、一緒に二人で辞めようって言う?


そんなの……ダメだ。二人で無職になってどうする。

恭哉が辞めることなんてありえないし、私だってそれは望んでない。


第一、そんなことをしたらお父様の社長から反感をかうのは間違いないもの。


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