Innocent Smile~ずっと一緒に~
山口さん……いや、社長は、
遠距離になれば私たちが自然消滅的に別れると思ってる。
今、無理やり引き裂けば、恭哉が怒って反発するのは明白。
だったら、自然に別れる形にもっていけばいいって考えだ。
「なぁ、佐那子、断ったんだろ?」
「……まだ…返事してない。」
「何で?!」
恭哉がガシっと両肩を掴んだところに、痛みが走る。
でも、胸の中はその何百倍も痛い。
「…ごめん、俺のせいだ。
俺が…実家に帰ったとき、佐那子のこと話したし。
まさか親父がこんなことするとは思わなくて……」
恭哉は私の肩から手を放して、右手で顔を覆いながら俯いた。