Innocent Smile~ずっと一緒に~

「佐那子がそんなに俺のこと好きだなんて初めて聞けたし、
すっげー嬉しいんだけどさぁ……
やっぱり俺、このことは納得できねぇよ。」

「恭哉……」

「離れるなんて……考えられない。
さっき…一緒に住もうって言ったばっかじゃん!
それに、おとといだって旅行の話…してただろ?」


恭哉の言いたいことは、わかるよ。

私だって、昨日山口さんに話をされるまで、こんなこと予想なんてしてなかった。

いきなりこんなことが持ち上がっちゃって、青天の霹靂だもの。


それに、私も正直な気持ちで言うと離れたくない。

恭哉はモテるから、心配でたまらない。

この前の永野さんみたいに、恭哉に近づいてくる女の子は、
きっとたくさん現れると思うし……



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