Innocent Smile~ずっと一緒に~
「何が誤解だ。お前に、うちの優秀な社員を弄ばれてたまるか!」
「だから、何回言ったらわかるんだよ!
俺は別に弄んでないっつーの!
遊びで付き合ってるわけじゃねぇーよ!」
軽い言い合いが始まってしまった。
私は口なんて挟めるわけもなく、黙って聞いてるしかできないけど。
「そんなことを言ってたって、最後に泣くのは並木さんなんじゃないのか?
俺は社長として、お前のせいで優秀な並木さんの人生を潰させたくないんだ。」
そこまで言うと、社長は私のほうへ視線を向けた。
「並木さん、このバカ息子はね、
昔からいい加減でフラフラしてるところがあってね……」
そこまで言って、社長は言いにくそうに口を噤んでしまう。
私は山口さんから言われたことを思い返していた。