Innocent Smile~ずっと一緒に~
社長はきっと恭哉の仕事のことなんて、山口さんから聞いて知ってると思うけど。
私と会話を交わすきっかけを作りたかったんだと悟った。
「並木さん、君にはね、本当に申し訳なく思ってるんだよ。
うちのバカ息子が……本当にすまない。」
社長が軽く私に頭を下げる。
「あの…社長……やめてください。」
慌てた。
まさか社長に頭を下げられるとは思ってなかったから。
前に山口さんと話したときも、
社長も私に対して申し訳なく思っている、と聞いていたけど……
こんなに急速に謝られるなんて。
チラっと恭哉に目をやると、腕組みをしながら仏頂面を続けていた。
「親父、今日は親父のその根本的な誤解を解きにきたんだよ。」
誤解? 恭哉の言う誤解って……何だろう?