Innocent Smile~ずっと一緒に~
「じゃあ訊こう。
お前は並木さんのことを本気だ本気だと言うが、どれくらい本気なんだ?
他の何に変えてもいいと思えるくらいか?」
それは……とても難しい質問だと思う。
勢いで、軽く答える内容のものでもない。
私だって、それを訊かれたら言葉に詰まると思う。
だからこそ、社長はその質問を恭哉にぶつけたんだ。
なのに……
「そうだよ。俺は佐那子がいれば、他の誰もいらない。
もちろん、それはこの先ずっとだ。
もう俺にとって女は佐那子だけだから。」
恭哉は迷いなく、そう答えてくれた。
はっきりと…堂々と、そう答えてくれた。
ただ、それだけが嬉しかった。
緊張していた心が、じわっと温まっていく。