Innocent Smile~ずっと一緒に~
「だから、例え親父が俺たちを引裂こうと邪魔したって、
俺は絶対諦めないからな!」
「…全く、お前は……」
「絶対に離れたりしない。佐那子の北京行きを撤回しろよ!」
「……またソレか。昨日からその一点張りだな。」
「どうしても佐那子を北京に転勤させるなら、俺も一緒に飛ばせよ!」
「何を言ってるんだ……」
声を荒げて話している恭哉とは対照的に、今まで社長は落ち着いた口調で話していたのに……
だんだんと表情が引きつり始めてきていた。
「お前が行って何になる?
仕事の上でも、北京に行かせる意味がない。」
「なら、俺が会社を辞めるしかないな。」
売り言葉に買い言葉……
いや、前にも恭哉は辞めてもいいようなことを言ってたから、
決して思いつきや冗談には聞こえない。
そう思うと、非常にまずい展開だ。