Innocent Smile~ずっと一緒に~
「確かに、智哉にもいずれ会社を手伝わせる。
しかし、お前が長男なんだ。」
「長男とか関係ないだろ!
俺より智哉のほうがよっぽど冷静で頭もいいし、優秀だ。
アイツのほうが、俺は社長にふさわしいと思うけどね!」
恭哉の態度が、なんだか投げやりなように見えて。
心配で恭哉の顔をずっと見ていた。
恭哉はいつからそんな風に思ってたんだろう?
弟のほうが自分より優秀で、社長に向いてるだなんて……
私には…そんなこと言ったことなんてなかったのに。
興奮から、ただ口をついて出てしまっただけなんだろうか。
「並木さんのほうが、お前よりよっぽど状況を理解してる。
さすが、聡明な女性だな。
並木さんだって、お前にあの会社を継いでほしいと思ってるんじゃないのか?」
私の表情を伺って、膝の上で両手を組みながら、
社長はすこし落ち着きを取り戻してそう呟いた。