Innocent Smile~ずっと一緒に~

「…脅しか? お前はその脅しを口にすれば、
俺がいつでも、何でも言うとおりにするとでも思ってるのか?」

「脅し? フンッ!
そんな駆け引きしてねぇーよ。
会社を辞めることに、何らためらいなんてないからな。」

「やめて!」


思わず、隣に座る恭哉の腕を掴んで止めに入った。


「佐那子……」

「辞めないで! 私は……辞めてなんてほしくない。だって………」


おとといも、それは恭哉にはちゃんと言ったはず。
立派な次期社長になってほしいって。

それに恭哉が辞めたら、それこそ私が北京に行く意味がない。

恭哉を『守る』ことには、ならない。


「会社のことなら、……智哉がいる。
弟の智哉に、社長でも何でも任せればいい。」


恭哉の腕に添えていた私の手を、
ぐっと上から捕まえて、恭哉は自分の手で握りこんだ。

弟さんって……今、京都にいる大学生の……


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