Innocent Smile~ずっと一緒に~
遥ちゃんがいきなりそう叫んだ視線の先をたどると、
男の子が一人、こちらに近づいてきていた。
まだ学生気分が抜けなさそうな、明るめの髪の色をした男の子だ。
遥ちゃんが、うるうるとした瞳で口元に笑みを浮かべながら見惚れている。
「こんにちは。…並木 佐那子さんですよね?」
絵に描いたような満面の笑みで、私の目の前に立つ男の子。
この人は、どうして私の名前を知ってるんだろう?
って、思ったのは……ほんの一瞬だった。
この人物が誰なのか、瞬時に察しがつく。
「俺、川原 恭哉(カワハラ キョウヤ)です。
明日から、お世話になると思います。」
そう。
彼が例の、社長のご子息様だ。