Innocent Smile~ずっと一緒に~

「亜樹奈ちゃんって、佐那子を可愛くした感じだね。」


妹に対するそんな感想が、恭哉の口から発せられて…。

亜樹奈を見て、可愛いと思ったから照れてたのね。
だから拓真のときと、挨拶が違ったんだ。


……バカじゃないのかしら、男って。


「えぇー! そんなの言われたことないですよ。
お姉ちゃんのほうが綺麗だって、みんなそればっかりだから。」

「よかったじゃん、亜樹奈。
あ、そうだー! 恭哉くん、姉貴じゃなくて妹にしとけば?
こいつのほうが全然若いし。」

「お兄ちゃん! 何言うのよ!
だいたい、私がお姉ちゃんに勝てるわけないでしょ!」


亜樹奈がキっと拓真を睨み、バシっと腕の辺りを叩く。


「痛いって! つーかお前、もし勝てたら奪るつもりかよ?」

「奪らないぃ~~~!! お兄ちゃんのバカッ!!」


顔を真っ赤にして反論する亜樹奈に対し、拓真はからかう気満々で。


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