Innocent Smile~ずっと一緒に~
「あの…頭をあげてくれないか?」
お父さんが困ったように眉根を寄せ、苦笑いで恭哉に呟く。
言われて、恭哉がゆっくりとその頭を上げた。
「君は……まだ若い。
知ってると思うが、佐那子はもう30だ。」
「…はい。」
「いいのかな?……佐那子で。」
お父さんにそう問われた恭哉の瞳に、もう不安の色は見えなかった。
大きく息を吸い、ゆっくりと吐き出す。
「僕は、佐那子さんがいいんです。
佐那子さんにしか、こんな感情にはなりません。
二人で、幸せになりたいんです。
……愛してるから、絶対に離れたくありません。」
「そうかぁ…。」