Innocent Smile~ずっと一緒に~
「ありがと、川原くん。
…ごめんね、お昼休みだったのに。」
「それは…いいんですけどね。
なんか、ご褒美が欲しいなぁー。佐那子さんから。」
「なっ、なんでそうなるのよ!」
どこの世界に、自分から先輩の仕事を手伝ったからと言って、
褒美をねだる人がいるんだか!!
やっぱりご子息は、頭の回路がぶっ飛んでいらっしゃる。
「大丈夫ですよー。
俺だって、このくらいのことで過分な褒美は望みませんから。」
いや、何言ってんですか?
普通は褒美自体を望まないってば!
「大したことじゃありません。
ちょっとしたお願いがあるだけです。」
その“ちょっとしたお願い”が何なのか。
彼のニコニコした笑顔に、何か裏があるのか。
………怖い。