Innocent Smile~ずっと一緒に~

「一緒にランチしてあげたら?」

「さすがに二人でなんて、疲れますって!
…だったら、沙織先輩も一緒に。」

「それがねぇ、私、今日は旦那と外にランチに行くから。」

「ズルいですよー…」

「ズルいって何よ。本当だし。」


じゃあ何でそんなに面白そうなんですか?!って、
突っ込みを入れたくなってしまう。


「それに、かわいそうじゃない、恭哉くん。
捨てられた仔犬みたいに、こっち見てるわよ?」


そう促されて振り返ると、本当にそんな感じでショボンとしていて…。

まるで、“捨てられた仔犬”


「恭哉くん! 佐那子、ランチ一緒に行くってよ~!」

「ちょっ、ちょっと! 沙織先輩!」


誰も行くなんて言ってないのに、
勝手にそんなことを言ってしまう沙織先輩。

否定しようと思ったけど、時、既に遅し。


< 51 / 374 >

この作品をシェア

pagetop