Innocent Smile~ずっと一緒に~

私はとりあえずパソコンに向かい、もう少し残ってたやりかけの仕事をマッハで終わらせる。

そして、三人が集まる居酒屋へと向かった。


「ごめんね。遅れちゃって。」

「あー! 遅いですよ、佐那子さん!」


もちろん、こうやって突っかかってくるのは、

……恭哉だ。


優子ちゃんたちは、『お疲れ様です』とか、
『何飲みますか?』とか、労ってくれるっていうのに。

恭哉は子供っぽくて、ジコチューなんだから!


「でも、ちゃんと来てくれたから、許します!」


はぁ…疲れる。
さっきまでムクれてたのに、もう笑ってるし。

恭哉と話すと、いちいちペースが乱されるんだ。


私は普段でもそうだけど、お酒の席で自分から進んで話すほうじゃない。

みんなの話を聞いてるのが楽しいから。


今日もそんな感じで、1時間くらい過ぎたころ……


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