わたしの旦那さんは...！？

｢私ね最初、愁のこと好きじゃ
なかったの。強制的に婚約されてて
急に同棲なんて無理だと思った。
私が好きになれなかったらその時は
この婚約、断ろうとしたの。
でもね、気付かない内にどんどん
愁のこと好きになってたの。
自分でも驚いてるんだ。こんなに人を
好きになったことないから。

だから...愁、好きだよ？
愁は本当に私でいいの？
もっと可愛い子や綺麗な子いるんだよ？
親同士が勝手に決めたからって
断ってもよかったんだよ？
でも今は私を選んでくれてすっごい
嬉しいよ？だから...愁は本当に
私のこと好き？ 本当に結婚してくれる？｣

私は愁に全部思っていたことを伝えた。

すると愁は

｢俺も薄々感じてたよ。柚真、最初は
ずっと上の空だったし急にこんなこと
言われて混乱するに決まってるって。
しかも誰かわからない奴と同棲まで
させられて。でも俺は柚真より先に
その話を聞いてたから柚真が俺の
生徒って気付いた。その話を聞いて
ピンときたんだ。柚真はわからないかも
しれないけど。

俺は柚真が好き。大好き。
他の女なんて興味がない。柚真しか嫌だ。
柚真じゃないとダメなんだ。
俺は柚真と結婚するよ？
柚真がいいんだ。他のとこに行かない。
柚真しか見てない。柚真しか見えない。
だから俺を信じてついて来てくれ。｣

俺が言い終わると柚真は涙を
流していた。

愁は本当に嬉しいことを言ってくれた。

この時、2人の気持ちが通じあった
瞬間だった。