レンタルボーイ
見覚えのない封筒。
…なんだろ、これ。
封筒の表を見ると筆記体で
“Dear Mito Shino”とかいてある。
封を切って中身をだすと、今度は真っ白なハガキサイズのカードが入ってた。
第一文は、
“レンタルしませんか”
の文字。
え?
あたしにレンタルボーイがきた?
“おめでとうございます”
“1週間レンタルボーイすることができます”
“詳しくは下記の電話番号にてお問い合わせください”
そのカードの下には手書きで電話番号が書いてあった。
あたしはただその場に呆然と立ちすくす。