誰かのために
『ピンポン』

菜美がきたというチャイムがなった。

よしっ!!気合いを入れて今日も頑張るぞ。

学校用のスイッチを入れて、ノリのいい明るい女の子にならなくちゃね!!

『美菜。おはよぉ!!昨日はごめんね。』

『紗姫おはよう。大丈夫だよ。もう、話はなくなったしね!!』

『ならよかった。』

そのあとにたわいのない話をしながら、学校へ向かった。

美菜がどんな話をしたかったのか気になったが、美菜自身が終わったと言っているならいっか。

あたしのこの考えがあの不幸をよぶなんて考えもしなかった。

無理にでも聞いておけばよかった…。
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