誰かのために

『おっはよぉ!!』

あたしは美菜と別れ笑顔で教室に入って行った。

『おはよう!!』

みんなも笑顔で返ししてくれる。

昨日仲良くなった葵のところに言って話す。

合わせるのは辛いし、苦手だけど嫌われたくないから頑張ろっと。

少したったら岡崎君がきた。

ちょっと会いにくいなぁ…。

『おはよう!!』

と、彼が笑顔でやってきた。うぅ、どうしよう。昨日のこともあるしな…。

そうこうしているうちに、岡崎君が

『なぁ、葵。ちょっと、紗姫に話したいことあるからかりていいか??』

『いいよぉ!!紗姫いってらっしゃい』

葵は好奇心たっぷりの目であたしをみてる。

仕方がない。行くか…。

そんなとき前の方の、怖い感じの女子がボソッと、

『はっ。ブスのくせにちょずいてんじゃねぇよ。』

と、言っているのが聞こえた。

足が一瞬とまった。

行くも地獄行かずも地獄。
軽く考えて、行くことにきめた。

もしかしたら、美菜が昨日話したかったことがわかるかもしれないからね。