誰かのために
そうだ。根本原因は岡崎君ファンだ。

彼からファンクラブの子に言ってもらえばいいんだ。
でも、逆にそれは美菜が人にチクったってことになってもっとエスカレートするかもしれない。

どうすれば美菜を助けられる??

そんなことを、考えながら美菜を待っていた。


『ガッシャーン』


突然音がした。あたしが嫌いなん音。嫌な思い出が蘇る。

もしかして……美菜!!

どうしよう。もっと早くあたしが気がついていれば。
あぁ、神様。お願いです。美菜をまもって。










走って音のした方まで行く。
息つく間もなく、音のしたらしきドアを開ける。
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