あたしこそが最愛最高の姫である
その様子を見て、美しい少女が小さく口を開く。
「……マジでうるさい。これ、いつまで続くの?」
……どうやら、少女は少し口が悪いようだ。
「…んなもん知らねぇよ。」
そして隣の男も悪いようで。
「…はぁ。もう嫌になる。」
少女が小さくため息を吐いて周りをチラッと見るだけで、大きく上がる歓声。
「「「キャーーーっ!」」」
「「うおおおおおっ!!」」
男女とも悲鳴に近い叫びをあげている。
男が負けるほど、女子が騒いでいる。
まぁ男は_____。
「す、好きですっ!」
「俺と付き合ってください!」
「マジ綺麗っ。」
告白である愛の言葉を叫んでいて忙しいようだ。