【完】恋愛距離*.゜ーボクラノキョリー
ふと、後ろから声がして振り向くと、滑川がぶんぶんと手を振っていた。
それを見て、恵梨がパアっと顔を輝かせる。
「未夢!おはよう」
驚くことに、いつの間にか恵梨と滑川は仲良くなっていて、今じゃ親友らしい。
お陰様で俺との時間が滑川に奪われてるけど、まあ恵梨が楽しそうならそれでいい。
「皆でクラス発表見に行こうよ!」
そんな滑川の言葉に俺達は頷いて、掲示板の所まで歩く。
名前を探すと、すぐに見つかった。
「お……全員一緒だな」
そう呟くと、「理貴ー!」と昴が抱きついて来て。
……俺は、恵梨に抱きつかれたかったんだけど。
じと、と昴を睨んでから、恵梨を見ると、恵梨も俺のことを見ていて。
なんとなく、二人で微笑み合う。
すると。
「あー!またラブラブしてるー!目で語り合っちゃってえ」
このこのー、とニヤニヤしながら恵梨を肘でつつく滑川と、ヒューヒューと口笛を吹く昴。
「ラブラブして悪いかよ」