シーソーゲーム
 携帯を開き、メールを見る。岸からだ。明日の集合時間、場所が表示されている。俺の都合も勝手に決められていた。しかも集合時間なんて早い。こんな時間に起きられるか不安だった。それなら今日は早く寝ようか。

 そうして今日という一日を終えた。夕飯を食べ、風呂に入り、気力のない勉強をし、すぐに就寝した。ベッドの中で考えることはない。今日は疲れたな。早く寝よ。


 集合時間は早すぎた。早く寝て十分な睡眠時間を得たはずなのだが、それは不十分だということに気付き、そして計算違いだった。たまたま昨日、体が蓄積された疲労を排除、癒されようとしたのだった。それに加えて長すぎる睡眠時間が逆にレム睡眠とノンレム睡眠の周期によってよそうより長くしてしまった。その結果、セットした目覚まし時計の指針が集合時間の二十分前を指していた。

 急いで起き、すぐに着替える。そして財布と携帯を持ち、一階へ駆け降りた。顔を洗い、誰もないリビングを何となく入って、そこの時計で時間を確認した。下手したら間に合わないかもしれない。

 家を飛び出し、自転車に乗る。集合場所である駅前の噴水。そこまでの距離は遠い。間に合うはずがないと思った。朝早くから車の通行量は多く、どこへいくのだろうかと憶測した。ゴールデンウィーク。それを思い出した。
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