blue moon

四人で居酒屋へ行き
たいした会話もなく
飲んだり食べたりした。

今日は
人見知りもあまり出ず
普通に過ごす事ができた。


帰りはバラバラで帰るという話になり
アタシは
ユウジに送ってもらう事になった。


｢遠回りして帰ろうか？｣

どうやらこの短時間で
ユウジに気にいられたようだ。


アタシは
このキツイ香水のニオイから
早く解放されたかったが遠回りして帰る事に
賛成してしまった。


｢乃亜ちゃんて
何かいいなぁ｣

ユウジは一生懸命に口説いてくる。

｢ドーモ｣

アタシの反応はうすい。

ユウジに対しての
"軽い"
"頭が悪い"

という印象は相変わらずだ。


反応のうすさに
空気の流れを変えようとしたのか

｢飲み物でも買う？｣

とコンビニを探している。

｢ココ曲がるとコンビニあるよ｣

自宅から
さほど離れた場所では
なかったから
コンビニの場所を
教えてあげた。


しかも
そこのコンビニは
広い駐車場があり
車で来るには
最適なコンビニだ。