blue moon
「俺、半年前に
外に出てきたやんか?」
アタシはダマったまま
小さくうなづいた。
「出て来て何週間か
たった時にな
一人で茶店に入ってん」
青夜は
タバコをひっくり返し
テーブルの上で
トントンしている。
「そこの道まっすぐに
行った茶店。
知ってるやろ?」
アタシの職場のすぐ近くにある茶店だから
よく知っている。
「店の中から外を見てたら
ザーッと雨が降り出して大雨になってん」
アタシは
また小さくうなづいた。
「そしたら茶店の前の店にちょうど
雨やどりできる屋根がついてて
そこで何人か雨やどり
しだしてなぁ…
店もちょうど閉まってたし」
「やみそうな雨ちゃうし何人かは
ぬれるの覚悟で
走って行ってな…」
アタシは
青夜の話を
頭の中で想像しながら
聞いていた。
外に出てきたやんか?」
アタシはダマったまま
小さくうなづいた。
「出て来て何週間か
たった時にな
一人で茶店に入ってん」
青夜は
タバコをひっくり返し
テーブルの上で
トントンしている。
「そこの道まっすぐに
行った茶店。
知ってるやろ?」
アタシの職場のすぐ近くにある茶店だから
よく知っている。
「店の中から外を見てたら
ザーッと雨が降り出して大雨になってん」
アタシは
また小さくうなづいた。
「そしたら茶店の前の店にちょうど
雨やどりできる屋根がついてて
そこで何人か雨やどり
しだしてなぁ…
店もちょうど閉まってたし」
「やみそうな雨ちゃうし何人かは
ぬれるの覚悟で
走って行ってな…」
アタシは
青夜の話を
頭の中で想像しながら
聞いていた。