17歳─恋のはじまり─
「いい感じに眠りかけてたのに、お前のせいで目が覚めたじゃねぇかよ」

「!」



声がする方をじっと
見つめてると、

影になってる壁の向こう側から
1人の男子が出てきた。


「!」

あ、アイツは…

同じクラスの
佐々木翔太(ササキショウタ)!!



「…ご、ごめんなさい」


ズカズカとこっちに向かって
歩いてくる佐々木くんに、

あたしは後退りする。


だ、だって

佐々木くんに関しては
悪い噂ばかりしか聞かない…

喧嘩っ早いとか、
女でも容赦しないとか、

実は退学スレスレだとか…

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