17歳─恋のはじまり─
痛かったよね。
怖かったよね。

辛かったよね。
苦しかったよね。


…死にたくなかったよね。


「瑛司…っ、ありがとう」


出来るなら、
瑛司にきちんと伝えたかった。

最後まであたしを気にして
心配かけて、

ごめんねって言いたかった。


「…っ、う…」


小さい時からいつも
あたしの側に居た瑛司。

何があってもあたしの
味方で居てくれて、


『好きなんだ』


こんなあたしを好きで
居てくれた。

< 246 / 302 >

この作品をシェア

pagetop