17歳─恋のはじまり─
その頃、
千紗が屋上の扉を開けた。


「うわ、紫外線…」



夏の日差しは強くて。

ムワッとした風が
全身に当たる。


今日は一段と暑さを感じて。

こんな暑い日でも
佐々木くんはここに居るんだろうか…


「…あ、」


そう言えば、

前あたしが叫んだ日
あっちから出てきたな…


千紗がその場所に向かって
足を運ぶ。

チラッと顔だけ出して
覗いてみた。


───居たっ!


そこには壁に背中を預けて
座り込んでる佐々木くんが居て。

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