17歳─恋のはじまり─
千紗がゆっくりと
近付いた。


「も、もしもーし…」


顔を下に向けたままの
佐々木くんはあたしの声に

反応しない。


寝てる……?


千紗がそっと隣に座って
耳を佐々木に近づけた。


スースーと寝息が
少し聞こえる…

やっぱり寝てるのか…


「………」


千紗がじっ、と
佐々木を見つめて。


佐々木くんは
いつも屋上で寝てるのかな…

そんなに寝不足なの…?

< 42 / 302 >

この作品をシェア

pagetop