コンプレックス

この学園での絶対は俺だぜ?

ー伊舞崎蓮sideー



光沙があのやろうを呼びに行っている間








俺と光原さんは生徒会室に入る。








ドアを閉めてから








「やぁ。君とは昨日以来だね?」








と、俺は生徒会室の机に寄りかかって








両手を広げニヤリと笑う。








光原さんは案の定怪訝そうに








顔をしかめた。








「え?なんのことですか?」








白を切るつもりか。








そうはさせないけどね?








「あれ?もしかしてわかんないかなぁ?

つい昨日話したんだけどなぁ?」








光原さんは一瞬だけ考え込んでいたけど








次の瞬間にはもう








仕事をしている時の彼女だった。








「…!?あんたっまさかっ!?

昨日の情報屋!?

なんでこんなところに!?」








「気付いてなかったんだね?

そりゃそうか。

素顔は見せないようにしてたしね

まぁ、俺は随分前から君がここに

来ることを知ってたからさ?

どうしようかなと思っていてね」








だって情報屋だからね?








なんだって知ってるよ








全部ね








「さて、君には少しだけ

話をしようかなと思ってさぁ?」








「何の用なの?

内容によっては殺すわよ」








「へぇ?それさ、ほんとに

できると思ってるの?」








わざと挑発するように言った。








「なんですって?」








俺はニヤリと笑う。








だって俺には勝てないよ?








いくら君が能力持ちでも








「っ!?」








気付いたら光原さんは勢いよく








床に這いつくばっていた。








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