赤と青の恋

カーテンが少し動き人影が見えた

“アオ?"

そこに見えたのは瑞希だった。

“瑞希ちゃん…"

私は顔を見られないように俯いた。


“私のこと忘れても
瑞希ちゃんのことは覚えていたのかな"


何か自分の思考回路が滑稽で可笑しくなった。


“私には何も出来ないんだね
アオ!早く元気になって"

もう来ないよ




でも全てを思い出したら、もう一度だけ抱きしめてね
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