『エレベーター』from The Eleveter
1998年8月16日。
このエレベーターに乗ってしまったのは本当に不運だった。なんで乗ってしまったんだ!オレは何て不幸なんだ!こう自分をなげく事しか出来ない。

あの暑い日、確か8月16日辺りで、時刻は午後1時20分位だった。昼休みの昼食を外で食べようとしエレベーターを利用したのだ。オレ以外は誰もいなく−本当に珍しいとしか言い様のない−エレベーターを一斉に客が利用しようとするお決まりのコース、狭い箱の中でこの暑い時期ではあの汗の体臭、あれに勝るものはない。オレは足を踏まれることもあり−革グツで踏まれるとかなり痛い−。そんな事もなく快適に1階まで行き、外でうーん何にしようか?今日の昼食は、昨日はコンビニで揃えた弁当だったんだ、今日は外食だ!近くのチャートハウスでステーキ、焼き方はレアで!

普段の倍は長く感じられたエレベーターの中、次元に割れ目が生じ、ジョン・スミスはエレベーターもろとも運悪くその亀裂に落ちてしまった。
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