too cute(可愛すぎる)
お正月にはそれぞれの実家に帰った。


実家に帰れば結婚の事を言われちょっとだけ居心地の悪い時間があるけど一日グウタラとしていられる。


本宮の事を言おうか迷ったが一緒に住んでる事を言ってないから色々、面倒だ。
もう少し、待ってねと心で本宮に謝った。


可愛い甥っ子達に癒されあっと言う間のお正月休みが終わった。



『美紗。ちょっと太ったか?』



私の顔を見て言ってきた本宮。
確かに寝ては食べ寝ては食べの生活を三日間してたからなー。
元の生活に戻るのは大変だった。


年が明ければあっと言う間に一ヶ月が過ぎ二月のバレンタインデー間近。


義理チョコ以外のチョコ買うのっていつ振りだろう。
仕事帰りに百合ちゃんと一緒に買いに行く事にした。


「迷いますね。こんな種類があると」


「美味しそう。自分用に買って帰ろうかな」


課の男性用に義理チョコを五個購入する。


本宮のはこれでいいかな。
義理チョコよりちょっと高めのモノ。


自分用のモノが一番悩む。
名前だけは知ってた有名店のチョコを手に取る。こんな時にしか買えないから奮発して買っちゃおう。


「百合ちゃん、レジ行っとくよ」


「先輩、早いですね。私も急いで決めます」


「いいよ。ゆっくりで」


クリスマスの後に吉田君と正式に付き合うようになったって嬉しそうに話してくれた。


手に二種類のチョコを持ち迷ってた。








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