いきば〜禁断の蕾〜(完結
一短、部屋を出ていっく耶夜。

一人になった部屋で、蕾が睡魔の誘惑に勝てる分けもなく
そのまま床に座り込み壁に持たれかかって寝息をたて始めた。













数分後

ガタンと言う大きな音がし、驚いて蕾は目を明ける

同時に冷たい水が蕾を襲った。

滴り落ちる水に訳が解らず混乱する蕾

「奥様!何を」

慌てて部屋に入って来た耶夜は、ずぶ濡れになっている蕾を見て足をすくめた。

蕾は、ユックリ顔を上げる。

昨日の叔母が凄い顔で自分を見下ろしていた。

「まだ、自分の立場が分かって無いのね」

叔母は呟くと、グシャっと蕾の長い髪に自分の手を絡ませ力任せに引っ張り上げ無理矢理に蕾の顔を上げさせた。

「やっ叔母さん痛い」

顔を歪める蕾

「叔母さんじゃ無いでしょ。
沙希様と呼びなさい」

沙希は、微笑しながら蕾を睨む

「さっ沙希様、痛いっ離して下さい」

泣きながら痛みを耐える蕾

「眠たいそうね
目を覚まさせてあげる」

沙希は、言うなり

まだ先程の水が残っているっバケツの中に蕾の顔を突っ込んだ。

バシャ

蕾は、冷たい水の中で息の仕方も解ら無くもがき苦しむ
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