いきば〜禁断の蕾〜(完結
もう一人の奴も、たまたま壁に立て掛けられていたテツパイプを手にした

もう一人は桜井が攻撃をかわした事に驚き怖くなったのか

立て掛っているテツパイプの影に隠れている。

「物を使う程卑怯な事は無い」

桜井は、更に冷たく笑うと振られるテツパイプを避けた

男達は、がむしゃらにテツパイプを振り回す

それを全てかわす桜井

男達は息が上がって来た

当たり前だ、テツパイプの重みに
振る度に自分達も振られている

「っち、何だテメェはぁ」

汗を拭う男

「俺は…」

「うっうわぁ〜」

桜井の言葉を遮る叫び声

隙を突き
後ろで隠れていた男がテツパイプを振り上げ、桜井に殴り掛って来たのだ

桜井に振り返る時間など無い

前に居る男達は『いける!』

と笑顔を作り初める

だが、桜井は自分の頭にテツパイプが当たる瞬間

頭に両手をやり、構える

そしてテツパイプを当たる寸前の所で止めた

「殺気が見え見えだ」

桜井は呟くと一気に振り返り
先ず、自分の背後の男に一撃

更にまた振り返ると
前にいた二人の男に蹴りとパンチを入れた

「いっ」

倒れ込む男達
作り初めていた男達の笑顔は消え

恐怖の顔になっていた。
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