いきば〜禁断の蕾〜(完結
「退院日は変わらない、大して酷く無いからね」

続けられた言葉に

初騎は『えっ』と振り返り先生を見た

「退院したく無いみたいだね」

ニコッと笑った先生の顔は憎らしい

「別に」

初騎は何でも無い様に言うと
またそっぽを向いた。






病室に戻されてから



蕾の事を思い出す



一人になれば決まって蕾が浮かぶ



そんな自分が嫌だ


桜井に記憶が戻った事を気付かれた。



もう隠せ無い…


今日、蕾を助けに行った時



蕾を見つけた時



凄く安心した




同時に嫉妬心が沸々と沸騰した




理由は蕾の首もと







沢山のキスマークに気付いたらから




何と無く分かった


それを付けたのが蕾を取り囲む男達では無く





尚都の物だと…




嫌だった



その後


一緒に逃げる時だって



ずっと気になってた




そんな自分が嫌だった。





溢れ出す涙


初騎は布団に顔を押し当てた。













桜井は、車を走らせ急いで病院に向かう。

蕾は、まだキスマークが消えていなかったので
先に神宮家に送り
置いて来た。
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